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Media Spice!
松木直也のマイイートロード
 *** No.11

今回は、ワインエッセイストの出石万希子さんをお迎えして
イタリアワインの魅力をご紹介します。
そしてスペシャルゲストは、
日本におけるイタリア料理の第一人者アントニオ・カンチェミ氏。
アントニオさんのおいしい料理とワインを囲んでの素敵なひと時を、どうぞご一緒に。

 

 北はヨーロッパアルプスに接し、南はアフリカからの熱風をも受ける地中海のシシリー島まで、南北に長い国イタリア。20州に分かれるそれぞれの地域は気候風土も異なり、その地ならではの名産物とそれを生かす独自の調理法を持つ。自分の生まれ育った土地に、頑ななまでの愛情と誇りを持つイタリアの人々。日本では、昨今のイタリア料理ブームのお陰で、レストランでも自宅でもかなり本格イタリアンを食べられるようになった。しかし、本音を探れば”本格“の意味というのは実に曖昧であることに気づく。というわけで今回は、イタリアワインをこよなく愛する出石万希子さんをお招きして、イタリアの魅力を探ることに。
 
出石万希子(いずいしまきこ)さんプロフィール

東京生まれ。大学在学中よりファッション・モデルとして活躍。
ファッションショーや広告を中心に仕事を続けるかたわら、2年間チーズ&ワインアカデミーに学ぶ。その後、ワイン輸入会社に勤務。1996年以降イタリアを中心に現地でのワイン取材を続けている。
現在ワイン・エッセイスト、フランスチーズ鑑評騎士として各媒体で活躍。昨年秋には、イタリアワインの最新情報から歴史、畑、栽培、醸造の特徴、オーナーの素顔まで、イタリアワインの魅力を網羅した「イタリア・ワインブック」(新潮社刊)を刊行。また、来年には「エノトゥーリズモ」(美酒を訪ねる旅)をテーマに、ムックを出版予定

 学生の頃からモデルとしてヨーロッパ各地を旅する事が多かったという出石さんは、とにかくおいしいものと料理が好きで、ファッションショーの控え室ではいつも料理の本に夢中になり、好奇心の赴くままにどんどん知識を深め、いつの間にかワインとチーズの専門家になってしまったとか。
「いつまでたっても素人発想なんです。このワインすごくおいしい、と思うと、そのワインのことをもっと知りたくなって、生産地まで訪ねて作った人に色んな話を聞きたくなる。そうすると、手軽に調べられるガイドブックも欲しくなるでしょ?ないなら、自分で作ろうと思ったんです」
 出石さんのピュアな好奇心や探求心と同じようなものは、誰もが持っているだろうけど、それを軽々と実現してしまう行動力には、人並みはずれたエネルギーが必要だ。大好きなイタリアワインを語る時のきらきらした瞳の奧には、底知れぬパワーが潜んでいるに違いない。
 さて、そんな出石さんをお連れしたのは、イタリアンレストランの老舗『アントニオ』。光栄なことに、創始者であるアントニオ・カンチェミ氏が料理をご用意してくださることになった。1916年、シチリア生まれのアントニオさんは、イタリア海軍最高指令長官付きのコック長として来日後、'44年に神戸で日本初のイタリア料理店をオープンさせた。マッカーサー元師の関西視察時にはシェフとして同行。また、日本で初めてエスプレッソマシンを導入したコーヒーショップを開店させる等々、日本におけるイタリア料理の歴史に数々の功績を残す人物だ。86歳にして、いまも厨房に立つこともあるというアントニオさんは、この日も自ら数々の料理をご用意してくださり、出石さんは、料理をより引き立てるイタリアワインの楽しみ方を提案してくれた。実はお二人には、時節柄イタリアでのクリスマス料理のお話を伺うつもりでいたのだが、食事の間、アントニオさんのシチリアの食への郷愁が話題の中心だった。「240歳までは神様がくれたボーナスで元気!今度はもっと本格的なシチリア料理を食べてくださいね」。時々ユーモアを交えながら笑顔が広がる。ご長男のヂャーコモさんは、「シチリアの話ばかりで申し訳ありません。でも、自分の育った町の事ばかり話す、これがイタリア人。郷土自慢がイタリア人の会話なんですよ」と、教えてくださいました。そして出石さんは、「まるで、ちょっとノスタルジックなイタリア映画を観ているようでしょ? ご年輩になってからも、アントニオさんのように情熱的で素敵な方がイタリアにはたくさんいるんですよ」
 イタリアの魅力は、まだまだ奧が深そう。とりあえず、おいしい料理とワインをもっと楽しむことから始めてみませんか。

 

 

 

アントニオ 横浜店

日本のイタリア料理の歴史は『アントニオ』から始まった。1957年六本木にオープン後、'85年には本店を青山に移転。イタリアから来日する政界や各界著名人から「イタリアよりもイタリアらしい味」と、評されるアントニオ氏の料理を色濃く受け継ぐ本店では、イタリア各地の伝統的な郷土料理を堪能できる。また、今回取材にご協力くださった横浜店は、本店よりもカジュアルに本場の味を楽しむことができ、窓に広がる美しい眺望も魅力。

 
 アントニオ 横浜店
 横浜市西区高島2-19-12 ヨコハマスカイビル28F TEL:045-442-0688
 OPEN:11:30〜23:00(Lunch:11:30〜14:30L.O. Dinner:17:30〜21:30L.O.)
 MEMU:ランチ(平日)\1,800〜(休日)\1,500〜、ディナーコース\5,000〜
アントニオさんに教えていただいた“ZUCOTTO”の材料と作り方

<材料>
(20cmボール 1台分)
※スポンジケーキは、市販のものを利用した場合

■ クリーム
a : 生クリーム 300cc、グラニュー糖 30g
b : アーモンド 50g、クルミ 50g、
ビターチョコ 40g、ドライフルーツ 100g
c : ラム酒 10cc、バニラエッセンス 少々
d : リコッタチーズ 250g、粉糖 20g
■ チョコレートクリーム
e : スイートチョコ 50g、ココアパウダー 8g
グラニュー糖 15g、バター 25g、牛乳 60cc
■ シロップ
ア: 水 500cc、レモンピール 1/2個分、
グラニュー糖 125g
イ: ラム酒 10cc、マラスキーノ 5cc
アマレット 5cc
アプリコットジャム 適量

<作り方>
1 bのアーモンド、クルミは、ローストして細かく刻む。
 チョコレート、ドライフルーツも細かく刻む。
2 シロップを作る。500ccの水にレモンピールを入れて沸騰させ、グラニュー糖を加えて溶かす。
 うち、50ccにイの材料をすべて入れ混ぜ合わせる。
3 eの材料をボールなどに入れて湯煎にかけて溶かし、よく混ぜ合わせたら冷やしておく。
4 aの生クリームにグラニュー糖を入れ泡立てる。
5 4の生クリームにbとcの材料を混ぜる。
6 dのリコッタチーズに粉糖を入れ、木ベラで混ぜる。
7 5のクリームに、6のチーズを混ぜ合わせる。
8 7のクリームの1/3に3を混ぜる。
9 約1cmの厚さにスライスしたスポンジをボールに張り、表面にシロップを塗る。
10 7のクリームの2/3をボールに詰める。
11 8のクリームを次に詰める。
12 スポンジでふたをして、表面にシロップを塗る。
13 冷蔵庫で冷やしてからボールからはずし、表面にアプリコットジャムを塗る。
14 デコレーションは、お好みで。

TIMBALLO ALL'ITALIANA
Tancredi 1999 Donnafugata
Paleo 1996 Le Macchiole
Lumen 1998 Dino Illuminati
ワインを選ぶときに、まず気になるのがワインのラベル“エチケット”です。常に誇りを持ち、自分にしかできないものを作りたい!という思いが人一倍強いイタリアのワイン生産者たちは、エチケットのデザインにも断然、気合いが入っています。美しいデザイン=高品質とは、必ずしも言い切れませんが、エチケットが気に入ったら中身もトライしてみる価値ありです。魚には白、肉には赤などと決めつけずに、自分のスタイルで自由にワインを楽しんでみてください。

POLLO ARROSTO
Franciacorta Rose
淡いピンク色の泡を眺めているだけでも、ロマンティックな気分になれるロゼのスプマンテは、クリスマスディナーやパーティなど、華やかな席によく似合います。普段は食前酒として飲まれることの多い発泡酒ですが、ボディがしっかりしていてふくらみのあるやわらかな口当たりのロゼなら、メインディッシュまで無理なく楽しむことが出来ますよ。クリスマスくらい、ちょっと贅沢な気分で。

ZUCOTTO
Eleusi 2000 Villa Matilde
日本ではまだあまり定着していませんが、食後にデザートと甘口のワインを合わせるのも、とてもリッチな組み合わせです。少し酸味のあるフルーツタルトに軽い甘口のデザートワインを口に含むと、酸味と甘みがまろやかに口溶けて他では味わえない至福の世界。フィナーレは、甘いケーキと苦いエスプレッソというお決まりのコースはそろそろ卒業して、魅惑のデザートワインの世界、もう少し知ってください。

TORTA DE CIOCOLLATA 
Ala Duca di Salaparuta
イタリアは、デザートワインの宝庫でもあります。デザートの数だけワインの種類もあるのでは、と思うほど多種類のものが揃っていますが、作る際のエピソードも様々です。エチケットがとってもメルヘンティックな写真のデザートワインは、とある公爵がチョコレート好きの奥様のために特別に作らせたものだそう。甘いワインに潜むスゥイートな物語に思いを馳せながら、料理の余韻に浸るのも素敵ですね。

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