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Media Spice!
松木直也のマイイートロード
 *** No.18


今回のゲストは、カフェブームの先駆者的存在である青山「CAFFE@IDEE」を始め、
いくつものカフェを手がける、IDEEのフードディレクター野村友里さんです。
様々なカフェが競合するなかで、なぜIDEEのカフェはとびきり元気なのか。
その秘密を探りました。

 


 イデーが95年に初めて「CAFFE@IDEE」というカフェをオープンしたとき、集まったスタッフはほぼ全員が素人だった。
 今回ゲストにお迎えした野村友里さんは、そのカフェをディレクションした本人である。ご存じの方も多いと思うが、イデーでは、家具のデザインから販売をはじめ、店舗、住居のデザイン、カフェやレストランの経営、さらにアートイベントに至るまで幅広く手がけている。野村さんは「CAFFE@IDEE」や、11月22日にオープンした「o.r.g. food bar」のフードディレクターだ。
 イデーでは現在家具中心の店を6店舗、カフェとレストランを9店舗経営するなど躍進を続けている。
 「私の役割は、店のコンセプトやメニュー作り、さらにイメージディレクションという、いわばカフェの土台を築くこと。そこに色や匂いをつけて、店に生命を宿していくのは現場のスタッフと来てくれるお客様です」と、野村さんは語る。
2003年11月22日、代々木上原にオープンした「o.r.g. food bar」にて。野村さんの手元にあるのは、有機野菜と一緒に取り寄せた肥沃な畑の土。都会で忘れがちな土の匂いをいつでも思い出せるようにとの思いを込めて、土は野菜と同様、常に新鮮なものに入れ替えて、店内のカウンターの上に置いている。
 今回オープンした「o.r.g.」もそうだが、イデーには常に前に進もうとするポジティブなエネルギーや、情熱を持つ人たちが自然と集まり、様々な夢を具現化している。
「もちろん、目標や夢を実現するには、常にそこまでの距離をしっかり把握して、考えや問題を整理することも必要です。情熱だけでは見失いがちなことを、冷静に自覚することも大切ですから」そう語る野村さんは、好奇心と社会のニーズをシンクロさせ、クリエイティブな発想に満ちている人だ。今やりたいことと、それを実現していく明快なビジョンの話が尽きない。
 「カフェは、一人でリラックスする空間、町の寄り合い的な場、情報発信基地的な役割と、様々な要素を備えていますが、私が提案するのはどちらかというと”発信型“。たとえばメニューを作る時には、食べることの豊かさを、もっといろんな人に伝えたいという想いがベースになります。旅先で出合ったおいしい食材や食べ方を自分流にアレンジして提案しようとか、すばらしいアーティストに出会ったら、カフェをアートを発表する場にするとか、日々の小さな想いから強いエネルギーが生まれるんです」
 さらに、最近野村さんが特に力を入れているケータリングも、イデーの新部門として現在本格的に立ち上げている。
「今日はモロッコ風、今日はベジタリアン…と、演出を考えるだけで楽しいんです。何事も、考え方のちょっとした切り替えで楽しんでしまうというのは大事なこと。自分が楽しんでいれば人は寄ってくる。そして、人と一緒にやることで、自己満足で完結するのではなく、皆でハッピーになるために接点を見いだそうと工夫や努力をする。それは、その人のやり方次第だと思います」
 野村さんの仕事の取り組みかたは、オンとオフを使い分けるのではなく、働くことをとても楽しんでいる。しかしそれは、仕事での確かなスキルを持っているからこそできること。
 いろいろな人たちの情熱や想いが詰まったカフェだから、次につながる新鮮なエネルギーが生まれていく。
o.r.g. food bar
東京都渋谷区上原3-1-17 
IDEE ROOMS UEHARA 1F 
TEL.03-5738-0044
OPEN:
11:30〜26:00(mon-fri)
11:00〜26:00(sat)
9:00〜21:00(sun)
無休
 

野村友里(のむらゆり)さんプロフィール

東京生まれ。学習院大学・経済学部経営学科卒。テーブルコーディネートを教える母の影響を受け、学生の頃より食と文化に興味を持つ。1998年イギリスに渡り、LEITH'S COOKING SCHOOL、LE CORDON BLUEで料理の基本を学ぶ。帰国後、トータル・ライフ・スタイルを提唱するイデーと出合い、99年(株)イデー入社。「o.r.g」をはじめ、青山の「CAFFE@IDEE」などカフェのディレクションのほか、デザイナーズイベント「東京デザイナーズブロック」のプロデュース、子供のためのワークショップ、専門学校などでカフェ作りの講師を務めるなど幅広く活躍中。

o.r.g.は、イデーが企画デザインを手がけた新築マンションIDE´E ROOMS UEHARAの1Fにある。営業時間を平日深夜まで、日曜は朝9時からに設定するなど、マンションの住人や近隣の人々を視野に入れた地域密着型のフードバーというのもコンセプトのひとつ。マンションの一室は野村さんが最近力を入れているケータリングの創作基地にもなっている。 ディナーメニューの前菜より、ベジタブルスティック1,000円
新鮮な京野菜をはじめとした有機野菜のスティックを、5種類のフレーバー塩とともに。ラベンダー風味、梅と胡麻、ハーブと柚子、胡麻油、山椒など、それぞれの香りを楽しみながら、香りも食べるという新しい発想から生まれた一品。
   
店内は、オープンキッチンを囲むカウンター席とテーブル席、入り口には緑に囲まれたテラス席を備える。2Fは、ガラス越しに井の頭通りを見下ろすゆったりとしたソファ席もある。来店するのは、近隣に住む外国人や家族連れ、地元商店会の集まりなど幅広い。 ビネガージュース600円〜
バナナやリンゴなどのフレッシュフルーツにお酢を加えて飲むヘルシージュース。日替わりで用意されるフルーツに黒酢、リンゴ酢、ぶどうの未熟果肉から絞った酸味の強いぶどう酢を好みで加える。お酢は自分で選ぶこともできるので、様々な種類を試してみたい。ちなみにこれは、野村さんが以前から自宅で飲んでいる健康ドリンクだとか。
   
1階の吹き抜け部分にそびえる木のオブジェも、街に緑や木の温もりを取り入れたいという野村さんのこだわりのひとつ。店は、コンセプトや細やかなイメージを空間デザイナーに伝え、デザイナーとのコラボレーションで作り上げていく。ちなみにこの木は、ジャックと豆の木のような大木をイメージしたそう。 ブレックファーストメニューより、シリアルフルーツヨーグルト
(コーヒー or Tea or 玄米茶)700円
食感、季節感、おいしさにこだわってブレンドしたオーガニックシリアル。新鮮なフルーツやヨーグルトとともに、こだわりのはちみつやメープルシロップをかけて朝から豊かな気分に。
 
Cafeではなく、あえてfood barと名付けた『o.r.g.』は、「いつでもおいしい朝ごはんが食べられる」がコンセプト。一見シンプルな料理やデザートには、全国からこだわりをもって選んだオーガニック食材や調味料を使用している。また、店で食べて気に入った食材があれば、インターネットのサイト(www.cosmo-shopping.com)で購入することもできる。
● SPブレックファーストプレート(コーヒー or Tea or 玄米茶)1,500円
店づくりは、もちろん一人の力では成し得ない仕事。スタッフひとりひとりが取り柄を生かし自分の仕事をこなすことで大きな力が生まれ、心地よい空間となる。o.r.g.のスーパーバイザーとして、主にスタッフ教育などを担当する井崎正吾さんとは、今回の仕事が発のコラボレート。野村さんにとってカフェはいつも、理解しあい、刺激しあえる仲間が集まる場所だ。 o.r.g.では、身体にいい食材だけでなく、自分たちが出したゴミを土に環せるシステムを使うなど、環境にも配慮する試みがなされている。これは、イデーの"リノベーション"(Renovation=修復・再生)でビルを生き返らせるという「Rプロジェクト」のコンセプトに基づくもの。どんな家具を置き、どんな花を飾り.どんなものを食べ、どんな音楽を聴き、どんな本を読むのか……o.r.g.は、そんなライフスタイルをイメージしてデザインした住まい「IDEE ROOMS」のパブリックスペースでもある。
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