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松木直也のマイイートロード
 *** No.19


「クロエ」、「マルニ」、「ディオール オム」、「ショーメ」、「TO KI TO」など、現在14ブランドのPR業務を請け負うアタッシェ・ドゥ・プレス『ステディ スタディ』。今回は、ファッション界を支える陰のクリエイターとして活躍中のステディ スタディ代表、吉田瑞代さんのオフィスを訪ねました。
04年春夏の新作とともに、ファッション界で人気の最新パーティーフードなどをご紹介します。

 


 最近、僕の周囲では「素の素」という言葉が密かなブームになっている。例えば、「あの人は、素の素だから」という言い方をするのだが、これは、仕事において先駆者中の先駆者であり、何かを新しく切り開いた人であるという意味を持つ。
 吉田瑞代さんも「素の素」の人だ。僕は随分と以前から瑞代さんを知っているので、業界の人たちが、今をときめくファッションブランドのPRをしている「ステディ スタディ」の社長として、どれほど凄い人であると話していても、「やっぱり凄いんだ」と、再認識するだけである。
スタッフ14名が全員女性というステディ スタディ。各ブランドのプレス担当と代表の吉田瑞代さん(手前左)。
 青山にあるオフィスを訪ねると、スタッフ13人全員が女性。皆、入社するまでPR業務未経験者だという。美しい人が多いが、11人で焼き肉を20人分平らげたこともあるという。それはさておき、瑞代さんがなぜ「素の素」かというと、9年間に渡るニコルでのプレス経験があるにせよ、彼女には何かこの人と仕事をしてみたいという雰囲気が漂っている。話をしてるとスイスイと進む。会話も面白く、話をよく聞いてくれる。そして、こちらも活性化されていくのである。何か”気“を発しているのだろうか。僕には、彼女と同じような魅力を持つ写真家やイラストレーターの知り合いもいるが、共通することは、一緒にいるとふわふわとした気分になり、楽しくなっていくこと。それと、誰のマネもせず、自分のペースで大きな仕事をどんどんこなしていく。そして、実績が後からついてくる。
 さて、アタッシェ・ドゥ・プレスとは、ブランドのPR業務をする職種のことだが、瑞代さんはイベントの企画、制作から運営なども行う。例えば、海外ブランドのレセプションパーティーなどでは、ゲストたちにどんな料理の提案をしていくか、というプレゼンテーションの仕方も工夫する。ここで長年おつき合いをしている方が、フィンガーフードの生みの親でもある「ポアンドジュウル」の田口啓司氏。瑞代さんは、ゲストの顔を思い浮かべながら、田口さんにイメージを伝え、料理や演出の方法を決めていく。時にベジタリアン、ローカロリー、ローソルトまでこだわり、ヘルシーであることにも気配りしている。
 多くのファッションクリエイターたちが、そんな瑞代さんの演出に大いに期待しているのである。
表参道にあるまるでセレクトショップのような、ステディ スタディのショールーム。
 
できるだけストレスをためない環境作りを心がけているという吉田さんの言葉通り、隅々まで細やかな配慮が成されたオフィスは、普段の暮らしでも見習いたいポイントがいっぱいです。
オフィスのあちこちに常時飾られる花のセレクトは、スタッフが一週間交代で担当。各部屋のエントランスには、コーポレートフラワーであるカサブランカの大輪が甘い香りでゲストを迎える。 すっきりと片づけられた吉田さんのデスクに、ブランドごとに色分けしたカラフルなファイルが映える。多忙な日が続いてもデスク周りや共有スペースを常に美しく保つことも、皆がストレスをためないコツだ。

「Y-3」
ヨウジヤマモト×アディダスのコラボレーションブランドY-3の春夏コレクションを手に取る吉田さん。「カラフルなピンクのラインが気に入ってます。大人の女性が着こなすなら、シフォン素材のやわらかなラインのスカートを合わせてみては」

吉田瑞代(よしだみずよ)さんプロフィール
高校時代のハワイ留学を機にカリフォルニアの大学へ進学し、ファッションマーチャンダイジングを学ぶ。「ニコル」にてプレスとして9年間勤務後、独立。海外デザイナーを中心としたフリーのプレスとして活躍する。2000年「ステディ スタディ」を設立。現在「マルニ」、「クロエ」、「ディオール オム」、「ショーメ」、「ポール & ジョー」など、14ブランドのPR業務をはじめ、ファッションショー及びイベントの企画、制作、運営やコンサルティング業務などを手がける。

「lucien pellat-finet」
(ルシアン ペラフィネ)

プレス担当 島崎雅子さん
胸や背中のモチーフがアクセントのカシミアニットブランド「ルシアン ペラフィネ」。「この春は、淡いパステル調の色彩にピースマークやクラウン、スワロフスキーのクリスタルをあしらった、輝きのあるモチーフが特徴です」

「TO KI TO」

プレス担当 飯田明子さん
日本人の体型にしっくりと合うしなやかなデザインと仕立てのよさ、そして機能性を兼ね備えたTO KI TOのドライビング ジャケット。「週末、郊外へのドライブシーンなどにおすすめです」

「Chloe´」(クロエ)

プレス担当 本田美奈子さん
今年のクロエは、どこか懐かしさを感じさせる70年代がテーマ。本田さんのおすすめのアイテムは、流行のグリーンを取り入れたカラフルなタンクトップです。「ホワイトデニムを合わせて、元気なイメージで着こなしてください」

忙しさに追われてもスタッフひとりひとりがリラックスした気持ちになるようにと、部屋にはインセンスキャンドルが、ほのかに薫りを漂わせる。また、打ち合わせの時間帯によってハーブティーを出すなど、吉田さんのホスピタリティ精神はぜひ見習いたいところ パリやミラノのコレクションを始め、出張の際に知り合った仕事仲間や友人から届いたグリーティングカード。海外の知人から学ぶレディとしてのたしなみや習慣を、スタッフ教育の参考にすることも多いとか
コンセプトは、一皿分の料理をひと口で。ポアンドジュウルが生み出すフィンガーフードの数々は、小さいながらもひとつひとつ丁寧な手間が施され、美しく味わい深いものばかりだ。ドレスアップしたパーティーではエレガントに、ゆったりおしゃべりやワインを楽しみながら食欲もきちんと満たされるようにと、おいしさ、食べやすさ、ボリュームなど様々な工夫が成されている。吉田さんが企画するイベントやパーティーでもよく利用するというケータリング料理。ご家庭のパーティシーンでもお手本にしてみてはいかが。
アスパラガスソバージュと白身魚のテリーヌ イクラ添え
白身魚とホタテのなめらかなムースに、アスパラガスの食感がアクセント
タスマニア産スモークサーモンの蟹サラダ包み
タラバガニと野菜のクリーミーなサラダをサーモンで巻いて手まり寿司風に
パルマ産プロシュートとドライイチジクのコンポート
生ハムとモッツァレラチーズにイチジクのまろやかな甘みがとろける一品

ステディ スタディのクライアントをはじめ、シャネル、エルメス、アルマーニ、プラダ、ブルガリ、ルイヴィトン、等々...数々のトップブランドが行うレセプションパーティーなどで、料理を手がける『ポアンドジュウル』。長年フレンチのシェフとして活躍していた田口啓司氏による、フィンガーフード中心のケータリングサービス専門会社である。日本ではまだ、仕出しや大きな銀食器を使用したブッフェ形式の立食パーティーが主流だった20年ほど前から、ケータリングの先駆者的存在として、日本のパーティーシーンを牽引している田口氏。フォークを使用せず、片手にグラスを持ったまま女性が手軽につまめるようにとの配慮から生まれたフィンガーフードは、まるで愛らしいプティ・ケーキのように美しく華やかだ。さらに、テーブルを一切使用せず、料理をアクリルや竹の自家製プレートに載せてギャルソンが一人一人のゲストにパスサービスでもてなすなど、常に斬新なスタイルを打ち出すアイデアは、海外のクリエイターたちからも熱い注目を集めている。
シシカバブーバーガー
香草やスパイスで風味付けしたラム挽肉を、自家製プチバンズでサンド
ロールアップキャロットクリームチーズレーズン
クリーミーなチーズを、薄くスライスしたほんのり塩味のニンジンと
 
<ポアンドジュウル>
東京都港区六本木5-18-21 六本木ファイブプラザビルB1
TEL:03-5549-4166/03-5774-5788
2003年4月、西麻布にオープンした田口啓司氏によるレストラン「ポアンドジュウル ド パティオ」は、フレンチとイタリアンの魅力を融合した“フランコ・イタリアン”がコンセプト。フィンガーフードを想起させる、一皿ごとにしっかりと印象を残す美しい料理の数々をプリフィックス・コースやアラカルトで気軽に楽むことができる。地下1Fにありながら、明るく開放的な店内は、ウェディングや特別なパーティーシーンにも似合う空間だ。

レストラン ポアンドジュウル ド パティオ
東京都港区西麻布4-22-11 MIC西麻布B1
TEL:03-5774-5788
OPEN:11:30〜14:00(L.O) 18:00〜22:00(L.O)
CLOSE:SUNDAY 予算:ランチ\1,000、ディナー\5,000〜

あなたも週末に、ケータリングパーティーはいかがですか
横浜〜箱根エリア・ケータリング情報
<箱根> 旬菜遊膳 雅光園
TEL:0460-5-5212
【 和食 】予算:\5,000〜(おひとり様\1,350〜)
配達エリア:箱根全域 

<小田原> 澤亭
TEL:0465-34-2828
【 創作料理 】予算:おひとり様\3,500〜
配達エリア:小田原市内

<平塚> Cafe & Dining Bar
ブラッスリー アッシュ・エム

TEL:0463-27-2171
【 カジュアルフレンチ 】 
予算:おひとり様\2,500〜(総額\50,000〜)
配達エリア:平塚・茅ヶ崎・大磯市町内

<茅ヶ崎>
湘南シーサイドカントリー倶楽部  
レストラングリーンテーブル

TEL:0467-82-7111
【 和・洋食 】予算:\3,500〜×3名様〜
配達エリア:茅ヶ崎市・平塚市配達無料サービス

<横浜> ホテルニューグランド
【 洋食ブフェ形式 】TEL:045-681-1878 
予算:料理のみ\4,000〜×20名様〜
【 和食 】熊魚庵たん熊北店ホテルニューグランド店
TEL:045-663-6321
予算:祥華堂弁当¥3,000〜×10ヶ〜
配達エリア:フランス料理、和食ともホテルより車で1時間以内が目安

上記予算は目安です。詳細は、各店へお問い合わせの上ご相談ください。
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