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松木直也のマイイートロード
***No.44


俳優 鈴木正幸さんの
「おいしい魚は目でわかる」

近年、若者を中心に日本人の魚離れが叫ばれている。「調理が面倒くさい」というのが理由のひとつらしいのですが、いえいえ、魚料理ってそんなにムズかしいもんじゃありませんよ。ということで今回は、俳優の鈴木正幸さんをゲストに迎え、手軽でおいしい魚料理をいろいろ教えていただきました。

Photographs by Masahiro Kawada

俳優 鈴木正幸さん

「おいしい魚は目でわかる」

俳優 鈴木正幸さん

「おいしい魚は目でわかる」
 鈴木正幸さんは、青森県中津軽郡相馬村(現弘前市)出身の俳優。TVドラマ『3年B組金八先生』では、全シリーズで津軽訛りのコミカルな大森巡査役を演じ、“お巡りさん”として広くお茶の間に知られている。ちなみに『1年B組新八先生』、『2年B組仙八先生』、『3年B組貫八先生』も含む、いわゆる“桜中学シリーズ”の全作品に出演しているのは、鈴木さんをおいて他にはいない。

  ま、それはさておき、今回は鈴木さんに「手軽でおいしい魚料理を教えてください!」とお願いした。なぜかというと、鈴木さんは俳優でありながら魚料理の腕前はプロ級。その見事な包丁さばきから、ドラマで料理のシーンが設けられたこともある、との情報を入手したからである。さらにTVや舞台、ラジオなど忙しい毎日にもかかわらず、ご自宅で包丁を握らない日はないという。ならば、手軽でおいしい魚料理をいろいろ知っているのではないか?そう思ったのだ。鈴木さんは快諾。で、まずは横浜・六角橋商店街にある鮮魚店『魚利』へ。

  このお店は、白楽駅から徒歩3分程度のところ。私の事務所からも近く、個人的にもかなりお世話になっているのだが、鈴木さんは新鮮な魚を前に大喜び。「いぃ〜鯛だあぁ〜!」、「いぃ〜鯵だあぁ〜!」と店前で雄叫びをあげていた(ホントです)。

  早速、購入した鯛と鯵で料理を開始。自前の包丁で素早く魚をさばく姿は、職人顔負け。それもそのはず、現在所有している包丁は10本以上、中にはご自身の名前が刻まれたものまであるという。「いい包丁じゃないと、魚がかわいそうですから」と。魚への愛も深い。

  そして3品の料理が完成。どれも鈴木さんならではの技やアイデアが詰まっていておいしかった(作り方は下を見てね)。中でも特に気になったのが、マヨネーズ、ニンニク、醤油で作る、その名も「ニンマヨソース」。鰹の漁船に乗ったときに漁師さんから直々に教わったものらしいのだが(漁師の方々は鰹のタタキにつけて食べていたらしい)、これがめちゃめちゃウマい。さすがは漁師、おいしい食べ方を熟知している。これはエビフライやカキフライなど、フライ系全般に使えるので、ぜひ一度お試しいただきたい。

  ところで、鈴木さんは、魚の知識も多ければ、“ダジャレ”もまた多い。例えば、にぎり鮨を作っているときのこと。なぜ鮨なのか?と訊ねたところ「酢飯がねえと、すめし(示し)がつかねえ!」と。さらに、鯛をさばいているときには「こんな立派な鯛をさばけるなんて、ありがたいねえ。どこのだい?」。これには私も「淡路産の鯛みたい」と応戦。するとすぐさま「狙っていたな、たいしたもんだ」と。こんなひとときが、料理をより楽しく感じさせてくれるのであった。

  「料理って“思いやりの心”だと僕は思います。一人で黙々と作って食べても、誰もいないところでひとり芝居をしているようなもの。みんなで楽しく作って、喜んでもらえる。それが最高ですよね」

  料理もダジャレも“やってみること”が肝心。「子供の日」、「母の日」、「父の日」と家族のイベントが多いこれからの季節、ぜひ家庭で鈴木さん流の手軽でおいしい魚料理にチャレンジして、家族“ニンマヨ”といこうじゃありませんか。

  さて、最後に鈴木さんは、おいしい魚の見分け方についてこう語ってくれた。
  「現在は遠方の魚が冷凍されて運ばれてくる時代なので、昔のように“魚の目を見て分かる”というわけでもないんですよね。かといって魚に触れるわけにもいかないので、結局は購入してさばくまで、いい魚かどうか分からない。だからこそ、大切なのは信頼できる魚屋さんを見つけること。話をしていて『おいしい魚を食べてもらいたい!』という気持ちが伝わってくれば、そのお店の魚はきっといいものだと思いますよ」

  魚に対する情熱や、お客さんへの親切さ。おいしい魚は、魚屋さんの“目”で分かるんですね。
 
PROFILE
鈴木正幸さんプロフィール
1946年青森県中津軽郡生まれ。『3年B組金八先生』(TBS)や『どんと晴れ』(NHK)などのTVドラマをはじめ、映画、舞台、ラジオなど、さまざまなメディアで活躍。また、実際にいくつかの料理店で働いた経験を持ち、趣味の料理はプロ級。TVでその腕前を披露することもある。


「おいしい魚は目でわかる」


鈴木正幸流・手軽につくれる魚料理いろいろ

こんな鯛をさばけるなんて、ありがたいねえ。
「鯛のムニエル」
 
3枚におろして骨を抜いた鯛をサッと湯引きして身をひきしめ、塩・コショウ、小麦粉をまぶしてバターをひいたフライパンへ。両面まんべんなく焼いたら鯛をとりだし、醤油、バターを加えてソースを作り、鯛にたらり。付け合わせの野菜(ブロッコリーとしいたけを塩・コショウ、バターでいためたもの)とレモンを添えて完成。
「鯛のムニエル」


酢飯がねえと、すめしがつかねえ。
「にぎり寿司盛り合わせ」
 
これは上級編。本当に新鮮な鯛や鯵、〆サバは、にぎりがいちばん。ポイントは、酢水(酢を10倍程度薄めたもの)を右手につけてシャリをとり、軽く握るようにして玉のような形をつくる。玉のようになってきたらタネを左手で取り、シャリの上にのせる。ちなみに、鈴木さんは見よう見まねで覚えたのだとか。何事もモノは試し。健闘を祈る。
「にぎり寿司盛り合わせ」


これさえあれば、みんなニンマヨ。
「鯵のスティック(ニンマヨソース)」
 
3枚におろして小骨をのぞいた鯵にタテに包丁を入れて半分のサイズに。塩・コショウをして溶き卵にくぐらせ、小麦粉とパン粉をまぶして油の中へ。表面がこんがりキツネ色になったら取り出す。付け合わせは、キャベツの千切りとエンダイブ(あれば)でオッケー。
「鯵のスティック(ニンマヨソース)」

ニンマヨソースの作り方
鈴木さんが漁師から教わったというソース。適量のマヨネーズにすりおろしたニンニクと醤油を加えて味を調整するだけ。作り方はカンタンだが、これがかなりウマい。細かいことは気にせず、ニンニクも醤油も豪快にいこう。
ニンマヨソースの作り方

魚利

白楽に事務所を移して早3年、いろいろなことがあった訳ですが、断言しよう、私は魚に困ったことはない。なぜなら、すぐ近くに『魚利』があるからだ。このお店ができたのは1954(昭和29)年。以来、ご主人の菅沼さんは50年以上も魚と向き合っている、いわば“魚博士”なのである。下ごしらえも完璧。また人柄もよく、すごく安心感がある。もちろん、魚も全国各地の新鮮なものが並ぶ。常に多くのお客さんでにぎわう人気店です。

魚利
横浜市神奈川区六角橋1-9-23
TEL 045-432-0526
<営業時間>9:30〜18:30
<定休日>日曜・祝日

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