●マリー・ルイーズ レシピ●
 
 

白銀の世界から、新緑の世界へ…オマールエビとカブのマジック

白銀の世界から、新緑の世界へ…オマールエビとカブのマジック
オマールエビやカブの上にかかった牛乳の泡は、まるでふんわりとした雪のよう。そこにソースをかけて混ぜ合わせると、白銀の世界から早春を思わせるような鮮やかな緑の世界へ。シェフの遊び心が詰まったビジュアルと味わいの両方から楽しめる一品は、パーティのサプライズメニューとしてもぴったり。
 

白銀の世界から、新緑の世界へ…オマールエビとカブのマジック

【材料:2人前】オマールエビ1尾、≪ソース≫オマールエビの殻200g、A{タマネギ50g、ニンジン20g、ポロネギ10g、セロリ10g、エシャロット5g、ニンニク1/4片}、コニャック10cc、B{白ワイン20cc、生トマト70g、トマトピューレ30g}、ブイヨン200cc、ブーケガルニ適量、生クリーム適量、バター適量、牛乳適量、カブ小2本、水適量、塩コショウ適量、オリーブ油適量

【作り方】
≪ソース≫
1.オマールエビを下ゆでし、身を殻からはずしてから残った殻を小さく刻む。
2.1の殻をオリーブ油で炒めた後、Aを加えさらに炒める。
3.香ばしく色付いたらコニャックでフランベし、Bを加え水分が半量くらいになるまで煮詰めてから、ブイヨンを加える。
4.3のアクを取り除きながら弱火で30分ほど煮込んで漉す。
5.4のスープの味を見ながらさらに煮詰め、仕上げに生クリームを加え、ハンドミキサーで泡立て、ソースにする。
≪カブ≫
1.カブを葉と白い実の部分に切って分ける。
2.葉の根元部分を下ゆでしてから、5ミリ幅に切る。
3.葉先の部分を水とともにミキサーにかけ、サラシで搾り汁を取る。
4.3を鍋に入れ火にかけ、浮いてきた部分をボールにすくい取ってから冷やして、青寄せ(クロロフィル)にする。
5.白い実の部分の皮をむき、下ゆでする。
6.皮を牛乳に入れ温め香りを移し、漉す。
≪盛り付け≫
1. オマールエビの身を適当な大きさに切り分け、バーナーで軽く焦げ目を付けてから温める。
2.皿に葉の茎の部分をフォンテーヌ(泉)状に盛り、中心にクロロフィルを忍ばせる。
3.2の上から、温めたカブの白い実とオマールエビの身を盛り付ける。
4.カブの香りを付けた牛乳を泡立て、泡だけを3の上にかけて、皿を白一色にする。
5.カブ、オマールエビ、ソースを別々に盛り付ける。
6.ソースを注ぎかけ、よく混ぜたらできあがり。

ここがポイント!クロロフィルは氷を入れたボールでしっかり冷やすこと。あとは、皿の上で白一色から緑一色に変化していくのをしっかり楽しんで!

 



 
【お店紹介】今年で24周年を迎えたマリー・ルイーズが9月15日にリニューアルオープン。全体を見渡せるオープンキッチンを中心に両サイドに広がる店内は、シェフやスタッフとの距離も近く、親しみやすい雰囲気。少人数から大人数まで対応できるようにパーテーションの用意もされている。地元産の有機野菜や地場の鮮魚を使った料理など、シェフの変わらぬ愛情がこもった一皿を堪能して。
マリー・ルイーズ平塚市松風町1-16 レーベンス松風1F TEL.0463-24-0465
【営業時間】ランチ/11:30〜14:30(L.O13:30) ディナー/18:00〜22:00(L.O20:30)【定休日】月曜日 

●SHOPのWEBサイト
●Spice! のWEBサイト
 
店内
 



 
シェフ 尾鷲 幸男
  尾鷲 幸男
yukio owashi

1956年静岡県生まれ。18歳より平塚市内のレストランにて洋食全般を学び、その後、フランス料理界の重鎮・水口多喜男氏に師事、麻布「ピアジェ」、銀座「シャぺノン」で修業を重ね、料理の腕を磨く。84年「マリー・ルイーズ」をオープン。2008年9月、場所を移転してリニューアルオープン。24周年を迎えた今でもオーナーシェフとして、温故知新の心を大切にしたフランス料理を提供している。※お店の情報は「メディア・スパイス!」47号の誌面P7でもご紹介していますので、併せてご覧ください。
 

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